気儘な日々の出来事

団塊親父の日々の出来事

親父の独り言・・雑談1

サラリーマン生活を終えて完全リタイアの身になって最近思うことがいくつかある。勤めていたときは朝の寒いときに起きるのも億劫、仕事で時間を取られ中で充分時間があればあれもこれも出来るのにと遣りたい事を色々考えもして毎日を過ごしたものだ。毎晩家にも夜遅く帰宅し、たまの休日には寝てばかり。寝だめができたら良いのに出来もしないことを空想しながら思ったりもした。たまに行く同僚後輩との飲み会では雑談しながら色々愚痴を語って時間を潰したりもした。仕事から解放されると愚痴も言わなくてもっと建設的な話題で飲むことが出来るのにと想像し、リタイアしたら色々な事がやれる時間が充分自由に在ると思っていたりもした。

しかし、いざリタイアしてみるとまず思い存分自由に使えると思っていた時間にてこずることになった。リタイア後、暇な時間を今では使いあぐねている。予定が立たないのだ、カレンダーの予定が。頭の中ではあれをしようこれをしようと思って一応は計画らしきものを立てるのだがいざその時間がきても取り組めない。友達等の約束事はそうでもないが毎日約束事で埋まるわけでもなく自らの計画で埋めるしかない。いざ本を読もうと思い興味ある本を手にして取り組んでみても何故か長続きはしない。本を読んでるうちに目も疲れてきてそのうちに興味を失い意欲が失せるのだ。集中力と根気が失せるのだ。英会話党の習い事を一人で取り組んでもそうだ、何日かは取り組むがそのうちに取り組みを延ばしやがて興味を失う。まさに根気と意欲が無くなるのだ。健康の為と思い外に散歩等に出かけるも季節が寒くなるとついつい億劫となりいつの間にか遣らなくなる。そのうち家で時間潰しにテレビに厄介となる。しかしテレビも最近はまったくもって面白くなく、そのうちに興味もわかなくなるから見なくなる。ああこの時間を毎日どう料理すればいいのかと苦慮する始末だ。

人は年を取ると色々な機能が落ちてゆく。まずは感受性だ。色々な事に興味を持ち感動する事が少なくなる。感動しなくなるのだ。まずはテレビの最近のドラマはほとんど感動しない。NHKの日曜ドラマも2,3回見ると興味が無くなる。これは作り手にも問題がると思われるがゾクゾク、ワクワク感が無いのだ。読書もそうだ面白くない本が多い、ミステリーも何故か先がわかり没頭し読むということは無い。昔の古典を引きだし読んでみるが昔の本は活字が小さく目も疲れる。途中で集中力が無くなるのだ。まだ唯一の楽しみはIPODで聴く音楽か。それもクラッシックが良い気がする。飽きなくて何度でも聴きながら眠れるのも良い。それでもそのうちに積極的には遣らなくなる。困ったもんだ。